病気や障害のある兄弟や姉妹がいる「きょうだい児」や、親や祖父母のケアをしている「ヤングケアラー」がオンラインで集まるZoom会のことをオンラインイベントと言います。毎年3月にはホームパーティを楽しむ野外活動もあります。対象者は中学生と高校生のきょうだい児とヤングケアラーです。参加費は全て無料で、企業や個人の寄付と、自治体からの補助金により賄われています。
”かわいそうな子”扱いされるような
ヤングケアラーの会には行きたくない
と思っていたから、迷っていた
高校3年生
中高生同士で気軽に話せるから
介護をしている中高生にも
参加してほしい
高校2年生
介護をしている中高生には
(行政の)支援が必要だと思うけど
ここは自分の考えや気持ちを話せる
高校2年生
最初はものすごく勇気がいったけど
ここに来てようやく「普通に」
話せるようになった。
高校2年生
他の同世代が
どんなことをしているのか
知りたかった
高校1年生
学校では習わないことを
教えてもらえるから
ためになるし、楽しい
高校3年生
ほっと一息タイムとは、家族のケア(介助や感情面のサポート)をしているヤングケアラーや、障害や疾患、難病などがある兄弟や姉妹がいる「きょうだい児」が集まり対話を重ねるオンラインの交流会(Zoom会)です。毎月テーマを決めて小グループで話し合いながら、自分の考えや気持ちを言語化していきます。また、他のヤングケアラーやピアメンターの話を聴きながら、同年代の仲間同士で経験談を共有し、困ったことが生じた時には、それを解決するヒントをグループの話し合いの中から掴むことができます。開催日:毎月第3水曜日 20時~21時(もしくは21時30分)
探求プログラムは、ケアを必要としている家族に対応するために必要な柔軟なメンタルを育てるプログラムです。家族のケアをすることが自分にどのように関わってくるのかをみんなで一緒に考えながら、ケアとは何か、という根本的なことを一緒に学び、自分を大切にするにはどうしたらいいのか、自分の気持ちとどの様に向き合ったらいいのかについて考えたり、身近にいる相談相手を探したり、進路について先輩きょうだいや先輩ケアラーと話し合ったりします。
※イギリスのウィンチェスターヤングケアラーズからもらったプログラムの日本版。 探求プログラム(※)は、世話や介助、心配や気遣いなどのケアを必要としている家族に対応するために必要な柔軟なメンタルを育てることを目指したプログラムです。家族のケアをすることが自分にどのように関わってくるのかをみんなで一緒に考えながら、物事や環境の変化に対応するレジリエンス力を高め自分の内面を探求します。
ヤングケアラー、きょうだい児、大学生ピアメンターがホームパーティーをしながらゆっくり話したりゲームをして過ごします。
2024年3月 中・高校生の進級・卒業記念パーティを開催します
Zoom会には、中学生、高校生、大学生が参加しています。顔も声も出さずに、チャット参加だけでも大丈夫ですし、ここで話したことは外部に漏れることはありません。個人情報も守られています。時折、みんなとだけでなく社会にも共有したほうがいいお話があれば、本人の許可を取った上で、代表理事やスタッフが、SNSや講演会などでお伝えしています。
学校での出来事や家族とのやり取り、好きな音楽や、修学旅行、進学などについて話すことが多いです。家族の世話や見守りなどをしている同年代の仲間と出会うことができるので、自分ひとりじゃなかったんだ、同じことを考えている人が他にもいるんだということを感じることができます。プライバシーに関わる内容は、参加者や弊協会関係者以外とは共有することがありません。
18歳~25歳までのピアメンター(中高生の先輩として聴き役になる方)を募集しています。詳細はこちらをご覧ください。
社会の中にまだたくさんあります
だけど、家庭や学校では教わらない
障害や難病や疾患のこと
どうやって対処すればいいのかなど
あなたが正しい知識を学び
考え方や振る舞いが変わると
身近な理解者が増えていくはず。
それが次第に社会から誤解や偏見が
減っていくことに繋がります。
つまり、ヤングケアラーには
一歩踏み出すだけで、
社会を変える力があるのです!
一緒に、社会の変化(チェンジ)を
創る人(メーカー)になろう