若者ケアラー(若者介護者)とは

若者ケアラーとは

障害や慢性疾患や病気や依存症などのある親や高齢の祖父母、兄弟姉妹や親戚に対して、おとなが担うようなケア責任を子どもの頃から、あるいは18歳を超えてから引き受け、家事や家族の世話、介護や見守り、感情面のサポートなどを行っている18歳から29歳までの若者たち。日本では明確な定義はないので、30代の成人もこの中に入る。

 

キャリア形成、恋愛、結婚、子どもを産むこと、子育て、家族の介護と自分の家庭を築くことの両立、仕事と家族ケアの両立など、自分の時間を削って家族のケアを担っています。

若者ケアラーの気持ち

 家族の面倒を幼い頃からみてきたヤングケアラーは18歳以上になると「若者ケアラー」というステップに進みます。

 

18歳以上で親や兄弟姉妹が、精神疾患や病気や難病や障害を負うこともあります。いままでとは違う環境になったことを受け入れることに時間がかかります。

 

自分は子どもなのに親の面倒を見ている逆転性への違和感と家族だから手助けをしたいという愛情が入り交じった複雑な感情もあります。


きょうだいの気持ち

 

障害のある兄弟姉妹の面倒を幼い頃からみてきた18歳以上の「きょうだい」は、若者ケアラーでもあります。若者ケアラーと障害者のきょうだいには、明確な線引きはありません。

 

知的障害があったり、医療的ケアが必要だったり、発語がなくコミュニケーションがとりにくい重症心身障害者のきょうだいは、親のケア役割を担う存在として家族から期待されています。

 

しかし、親の子育てとは異なり、きょうだいは兄弟姉妹としての対等な関係性を持っているので、複雑な気持ちを抱えています。


若者ケアラーが集まって話す場所はありますか?

 

障害のある兄弟姉妹がいる人(きょうだい)が集まる「きょうだいの集い」には若者ケアラーが集まります。きょうだいは、幼い頃から家族のケアを担ってきているので、ヤングケアラーでもあり若者ケアラーでもあります。

 

もし、あなたが母親・父親・祖父母・兄弟姉妹のケア役割を担っていたら、この「きょうだいの集い」に参加してみてください。

 

「わたしは親の面倒をみているから、きょうだいじゃないし・・・」と遠慮しなくてもだいじょうぶ。

いままでも親御さんの面倒を見ている20代、30代の若者ケアラーさんが参加して、「とても共感する」「同じ思いをしている」と感想を寄せていらっしゃいます。

 


【これまでの若者ケアラー交流会】

2015年5月30日、東京・有楽町にて、第四回ヤングケアラー交流会を開催しました。子育てと介護を両立しているダブルケア真っ最中の20代~30代の若者ケアラーが集まり、日ごろの苦労話や介護ノウハウなどを共有しました。